大相撲の元関脇・隠岐の海(37・西前頭12枚目)が14日、両国国技館で引退会見を行い、18年間の土俵人生に終止符を打った。開催中の初場所は5日目まで全敗、6日目から休場。隠岐の海は会見で「ここ何年も自分の相撲がとれなくて、思い切った相撲がとれない。若い上がってきた力士と相撲をとると、ごまかしも効かない」と引退決断の理由を説明した。

初土俵は2005年、「(入門当初)一番上を目指して頑張っていった。なかなか現実は、そう甘くなくて…でも、関取になって、三役にも上がれて、これだけ沢山の声援を頂いて、いろいろな人とも出会って、自分は本当に悔いは無いです」と18年の土俵人生を振り返った。

2010年に島根県出身力士として121年ぶりに関脇に昇進。しこ名の“隠岐の海”は出身の、隠岐の島から名付けられた。「直接はなかなか会えたりはしないんですけど、たまに帰るといつも応援してくれてありがたい。(四股名を)もっともっと大きい名前にしたかったですけど、出来なくて残念です」と地元のファンへの思いを語った。

大相撲の世界に入って学んだことは「いろいろな人と出会って、いろいろな人にお世話になって、感謝する気持ち」とし、思い出は2015年の秋場所、初日の白鵬戦で勝利した一番。「1回しか勝てなかったけど、お客さんがすごく喜んで頂いたのをすごく覚えています」としみじみ。引退理由については「ここ何年も自分の相撲がとれなくて、思い切った相撲がとれない。若い上がってきた力士と相撲をとると、ごまかしも効かない」と厳しい胸の内を明かした。

今後、年寄・君ヶ濱として後進の指導にあたる。


■隠岐の海(おきのうみ)八角部屋所属
1985年7月29日生まれ37歳。島根県隠岐郡隠岐の島町出身。
身長189.0cm/体重 161.0kg。
初土俵:2005年1月場所、新十両:2009年3月場所、新入幕:2010年3月場所、新三役:2013年5月場所、最高位・関脇。幕内成績、517勝567敗32休(75場所)。