東日本大震災発生後の交流をきっかけに、名古屋市博物館が収蔵するロダンの彫刻「考える人」が、岩手県陸前高田市で期間限定で展示される見通しになりました。


「考える人」は19世紀を代表するフランスの彫刻家オーギュスト・ロダンの代表作です。


公式の型から鋳造された「グランドモデル」と呼ばれるものは、国内に4体しかなく、その一つが名古屋市博物館に収蔵されています。


名古屋市博物館が、今年10月から大規模改修で休館することから、東日本大震災の後、提携を結んだ岩手県の陸前高田市立博物館に貸し出しを申し出ました。


陸前高田市立博物館への展示は、この秋から3年間の予定で、今後、運び込むことが可能か図面や現地調査で確認し、10月以降に陸路で輸送する見通しです。