中東情勢の影響で、プラスチック製品の供給がいまだに安定しないため、札幌の薬局ではこれまでにない取り組みを始めました。

アメリカとイランが戦闘終結に向けた覚書に署名することになった中東情勢。
ただ、プラスチック製品などの供給がいつ安定化するのかめどは立っていません。

札幌市中央区にある「なの花薬局南1条店」でも、悩みが続いています。

薬局のいたるところに貼られた何枚ものポスター。

「軟膏容器ご持参のお願い」です。

なの花薬局 札幌南1条店 西田映多薬局長
「軟膏容器の備品を置いてある部屋です」

「4月末くらいからメーカーの出荷が減っている状態。大体、月に大きい容器だと800~1000個くらい使う。それが今、入荷量としては200~300個」

塗り薬を入れる容器が不足しているのです。

中東情勢が悪化する前は容器を入れた箱が部屋にびっしり並んでいたといいますが今の在庫量はこれまでの半分ほどに減少。

これまでのペースで使うと2週間ほどしかもたないうえ、新しい容器がいつ入荷できるかもわからない状況だといいます。

そこで取り組んでいるのが容器の再利用です。

藤田忠士記者
「こちらの薬局では処方箋とともに空の容器を渡すと、この中に入れてくれます」

容器を洗剤で洗ってから薬局に持ち込むと、スタッフがアルコール消毒をしたうえで塗り薬を詰めてくれます。

患者は…
「きょう、薬をもらいに来た。(空容器を)持ってくればよかった。次からは持ってきます」

なの花薬局 札幌南1条店 西田映多薬局長
「メーカーからの入荷が通常通りになるまでは続けなくてはいけないと思う」

この薬局では、グループ内のほかの薬局から融通してもらったり、新たな仕入れ先の開拓に努めたりして、塗り薬の提供を続けたい考えです。