議論がつづいてきた県民体育館再整備の基本計画が公表されました。一体どのようにまとまったのか、3つのポイントから詳しく見ていきます。
「集約される巨大機能」

まずは「機能」についてです。新しくなる体育館は、観客5000人規模のメインアリーナが中心となります。アマチュアの全国大会、プロスポーツの試合(バスケットボールBリーグ、バレーボールSVリーグなど)と音楽コンサートの開催を目指しています。また高知ぢばさんセンター大ホールで開かれているような大規模な展示会も開催できます。これに加えて同じ敷地内には、サブアリーナ、武道館、プールの機能も加わります。

こういった機能の集約化について、パブリックコメントで、「詰め込みすぎでは?」という、施設の過密化を心配する意見もありますが、県としては、「年間を通して中心市街地と連動した人の流れや活気が生まれることが期待される」ということです。さらに、集約化・複合化によって国の財源を活用できるという財源的な事情もあるようです。
「計画地と子どもたちの支援」

つづいて「計画地」です。新しい施設は、現在の県民体育館の敷地に加え、隣接する「旧・南消防署」、そして「アスパルこうち」のグラウンドを全面使用する予定となっています。アスパルこうちには不登校の子どもたちを支援するセンターも入っていて、グラウンドを全面使用することで、子どもたちの使える場所が減ってしまうことを懸念する声も挙がりました。
県としては、「市教委、子どもや保護者の意見を踏まえながら必要な配慮や環境について検討していく」としていて、グラウンドを全面利用することの代替措置としては、「サブアリーナの屋上に子どもが優先的に使える人工芝のスペースを設置する」としています。
「巨額の事業費と使用開始の時期」
最後に、総事業費をみていきます。現時点で、施設の解体費と整備費をあわせた予算は、「208億9000万円」。ただ、着工予定の再来年には建設費の高騰で事業費が上がる可能性もあるとしています。使用開始の時期は2031年度半ばの使用開始を目指すということです。
ここまで新しい県民体育館の再整備についてお伝えしました。














