今、SNSネイティブ世代の若者たちの間で“SNSとの距離感”に変化が起きています。一体なぜ?
“承認欲求疲れ”や“トレンド追い疲れ”
1日にSNSをどのくらい使っているのか、街で聞いてみるとー
▼高2女子:「起きている時間ほぼほぼ」
▼高3女子:「学校の時間以外はずっと見ている」

スマホを見せてもらうと、インスタグラムだけで“1日に9時間52分”という高校生もいましたが、一方で「SNSに疲れた」という声も。
これまで「映え」や「キラキラ感」を追求していましたが、気づけば【周りとの差や反応を気にしてしまい】疲れるというのです。

▼大学生:「可愛い子とかがめっちゃ流れてくる。結構“比べて病む”」
▼高3女子:「自分が充実していない時にJKライフを楽しんでいる子を見たら“萎える”」
▼高2女子:「人の目を気にして“好きなものをあげれなくなってきた”のは、ちょっと苦しい」
他には、【承認欲求疲れ】も。
▼高3女子:「バズったいい時を知っちゃっているから、落ちてもまたその感覚を味わいたくて。やばい」
さらには【トレンド追い疲れ】という人。
▼高2女子:「本当に流行りに出遅れる。ガチで気まずくなる1人だけポツンと」
▼大学生:「友達が歌ってて、それ何ってなったら全部TikTok」
▼中3女子:「シール帳が流行っていたのに、もうみんなスクイーズを触っていたり。集めたと思ったらもう流行りが終わっている。それが早すぎて困る」
中には、「トレンドを毎回追っかけていたら、好きな食べものとかがわからなくなってくる」と話す高校生もいました。
SNSの評価や視線から離れる
イマ、若者のSNSへの対応に「変化がみられる」と指摘するのは、Z世代のトレンドに詳しい専門家です。

『SHIBUYA 109 lab. 』所長・長田麻衣さん:
「注目されることや注目し続けることに疲れを感じていて、その状態から一度離れる“アテンション・デトックス”をする若者が増えている」
「アテンション・デトックス」とは、SNSの評価や視線から少し距離を置く行動のこと。物理的にスマホを使わないなどのデジタル・デトックスは、この行動の一環だといいます。

スマホを見ないと“魚が育つ”アプリも
アテンション・デトックスの方法は様々です。
▼大学生:「疲れちゃった時は、田んぼをみながら犬の散歩とか。安らぐ」
▼20代女性:「読書したり」
▼中2女子:「海に黄昏れに来た。めっちゃ癒されてる」
SNSではなく【別のことをする】【自然のある場所に行って】のデトックス。

また、SNSアプリ「BeReal.」で投稿した写真を印刷してノートに貼り、自分だけのアルバム【BeReal.ノート】を作るという高2女子。デジタルをあえてアナログで見ることで「そのときは携帯から離れている。今月のBeReal.いえーいみたいな」

さらに【アプリを使ってデトックス】という人もいて、多かったのは「スマホをやめれば魚が育つ」というアプリ。

時間を設定してスマホを操作しなかったら魚が成長し、途中で触ると魚が育たないなどゲーム感覚で携帯から離れることができるといいます。

ただ、「どのくらい育ったか気になっちゃって見る回数が増えた。本末転倒的な」と話す高校生も。
究極は“物理的”「スマホなし旅行」
どうしても触ってしまう…そんな人たちが使っていたのが【スマホロックケース】です。「スマホを箱に入れて“物理的に遮断”」(高2女子)

『ハンズ渋谷』(東京・渋谷区)でも1月に発売された「デジトックス ザ・ルーティン スマホ用タイムロックケース」(ソニック/4950円)が人気に。最短1分、最長99時間59分まで設定可能です。

スマホを持たずに出かける【スマホなし旅行】も人気になっています。
▼20代女性:「計画を立てる段階から雑誌見て決める」
▼20代男性:「駅のロッカーにスマホを入れて1日遊ぶみたいな」
スマホがあると便利な一方で、あえて使わないからこその発見もあるといいます。
▼20代男性:「スマホがないとどうしても回り道になってしまうけど、“その街の良さが知れる”。いつもの2倍くらい情報量が入ってきた」

SNS疲れから解放され新たな発見もあるアテンション・デトックス。まずは5分から始めてみるのもいいかもしれません。
(THE TIME,2026年6月9日放送より)














