中国で全国統一の大学入試「高考」が始まりました。今年はAI技術を使った不正を防止するための取り締まりが強化されています。

報告
「こちら会場なんですけど、受験生が続々と入っていきます」

厳しい学歴社会の中国で「人生を決める」とも言われる全国統一の大学入試「高考」。不正行為防止のため、今年はAIを搭載した「スマートグラス」のチェックが強化されているということです。

今年の受験生は1290万人。2年連続の減少となりました。理由のひとつが、就職難を背景にした進路の分散化です。

受験生の保護者
「現在の就職状況はあまり楽観的ではありませんが、(就職も)大学入試と同じように努力すべきだと思います」

4月の若者の失業率は16.3%と、ここ数年高い水準が続いています。そのため政府は、比較的就職先が見つけやすい職業訓練校への進学者を増やすことで若者の就職問題を解決しようとしているのです。

とはいえ、近年の4年制大学の合格率は4割前後。一流大学を目指す受験生のし烈な争いは続いています。