WMO=世界気象機関は、今後5年間の世界の平均気温について、産業革命前の1.3℃から1.9℃上回る、観測史上最高に近い水準で推移すると予測しました。

WMOが28日に発表した報告書によりますと、2026年から2030年までの世界の年間平均気温は、産業革命前の1850年から1900年の平均気温を1.3℃から1.9℃上回ると予測されていて、温暖化の傾向が続く見通しとなっています。

また、2026年末には、南米沖の赤道付近で海面水温が上がる「エルニーニョ現象」の発生により、世界の平均気温があがり、翌年には最高気温が更新される可能性があるとしています。

気候変動対策の国際的枠組み「パリ協定」では、産業革命前から気温上昇を長期的に1.5℃に抑えるとの目標を設定しています。

報告書では、2026年から2030年までの平均気温が、この「1.5℃目標」を超える確率は75%だとしています。

ヨーロッパでは今月、イギリスやフランスなど各地で35℃を超える暑さとなっていて、温暖化の影響が顕著となっています。