2024年4月、北海道旭川市で女子高校生を橋から川に落として殺害した罪などに問われている23歳の女が、初公判で起訴内容を一部否認しました。
裁判長
「名前は?」
内田梨瑚被告
「内田梨瑚です」
裁判長
「無職ですね」
内田梨瑚被告
「はい」
白いワイシャツ姿で髪をひとつにまとめ、背筋を伸ばして証言台に立った旭川市の無職、内田梨瑚被告(23)。
2年前、旭川で当時17歳の女子高校生が橋から川に転落し、死亡した事件。殺人などの罪に問われている内田被告の裁判員裁判が、25日旭川地裁で始まりました。
藤岡充人記者
「一般傍聴券を求めて朝から多くの人が並んでおり、裁判の注目の高さが伺えます」
23席の傍聴券を求めて、300人以上が列を作りました。
起訴状などによりますと、内田被告は2024年4月、自分が写った画像データを無断でSNSに載せた、当時17歳の女子高校生を車に乗せ、暴行するなどして監禁。
その後、旭川市郊外の神居古潭に架かる橋で、服を脱がせて動画撮影をしたうえ、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」などと言い、川に落として死亡させた「殺人」と「不同意わいせつ致死」「監禁」の罪に問われています。
注目の初公判、罪状認否で内田被告は…。
内田被告
「私に殺意はありませんでしたし、橋から落下させてません」
内田被告は、監禁罪については認めた一方、殺人などの罪については否認しました。
冒頭陳述で弁護側は、女子高校生を、橋の上に残して立ち去ったあと、後ろから、悲鳴と落下音が聞こえたと主張。
そのうえで、女子高校生側にも、事件につながる要因があったなどとして、殺人罪は成立しないと訴えました。
一方、検察側は「直接橋から突き落としてないとしても、転落したのは『被告人らの言動のせい』であり、実質的に転落させたと評価でき、殺人罪の実行行為と言える」などとして殺人罪が成立すると主張しています。
事件をめぐっては、内田被告の知人で共に殺人罪などに問われ、懲役23年の有罪判決が確定していて、服役中の女(当時19)は、27日の公判に証人として出廷する予定です。
内田被告の判決は、6月22日に言い渡されます。
おことわり
HBCでは、当時18歳の特定少年の被告を実名で報じるかどうか、事件ごとに判断しています。今回の事件は、1人の大学生の命が失われた結果の重大性、社会的影響の大きさなどを総合的に判断した結果、地上波テレビ放送では実名で報じることにしました。なお、デジタル配信の記事は、半永久的に残るインターネットの特性を考慮して匿名で報じています。













