おととし、松山城の城山で発生した土砂災害、復旧工事が進められていますが、このうち愛媛県が担当する擁壁などの工事が完了し、15日に最終確認が行われました。

おととし7月に松山城の城山で発生した土砂災害では、ふもとの住宅地に大量の土砂が流れ込み、家が押しつぶされ住人3人が死亡しました。
この際、県が設置していた土砂崩れを防ぐ擁壁など一部が壊れました。

県は去年1月から破壊された擁壁と落石を防ぐための防護柵の復旧工事を、松山市の復旧工事の進捗状況に合わせて行ってきましたが、きょう完成後の最終検査が行われ図面通りに仕上がっているかなどが確認されました。

2年にわたる工事では、コンクリート製の擁壁が46.2メートル、土砂の飛び跳ねによる被害を防ぐ落石防護柵73メートルが整備されました。
新たに設けられた擁壁は、一部が繋がっていない形状となっていて、このすき間から堆積した土砂をかき出せるようになっています。

(中予地方局河川砂防課・田口真課長)
「近年、降雨が激甚化、頻発化しているので、なるべく早く災害を復旧させる、これは松山市もそうだし、県も同じ目標だったので、2週間程早く工事が完了出来たことはよかった」

城山の土砂災害をめぐり、県の担当する復旧工事は、これで完了しました。
一方の松山市は緊急車両用道路の再建や斜面の対策工事などを行っていて、今月末の完成を目指しています。