復帰の前の年、1971年に当時の行政機関「琉球政府」がまとめたある資料には、復帰後の基地の返還を想定し、その跡地を活用した壮大な青写真が描かれていました。この資料は、沖縄のあり方を見つめる先人たちの気概が感じられるものでした。
那覇市に住む翁長巳酉さんが見せてくれたのは、「軍用地および軍用施設」という資料。沖縄が本土に復帰する前、行政機関・琉球政府で農林局長を務めた父・林正さんの遺品を整理したところ、見つけたものです。
翁長巳酉さん:
「地図がぎっしり入っていて、一枚一枚広げたらあまりにも面白かった」

今から54年前の1972年5月15日、戦後27年間、米統治下にあった沖縄は、本土復帰を果たしました。その前年に琉球政府がまとめたのが「軍用地および軍用施設」で、基地返還後の転用計画を示した地図など3つの内容で構成されています。














