中東情勢の悪化によるインフレ懸念に加えて財政悪化も意識され、長期金利の上昇が止まりません。きょうも一時2.73%と、およそ29年ぶりの高水準となっています。

きょうの債券市場で長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りは、一時2.73%まで上昇しました。

国債は売られて価格が下がると利回りが上昇する仕組みで、中東情勢の混乱や原油価格が高騰が長引きインフレが進むとの警戒感から債券が売られ金利が上昇。1997年5月以来、およそ29年ぶりの高い水準です。

また、政府が家計支援のため補正予算を検討していると伝わり、財政悪化懸念が強まったことも重しとなりました。

ある市場関係者は「財政悪化懸念が金利上昇に拍車をかけた形だ。上昇スピードが速すぎて、よい金利上昇とは言えない」と警戒感を示しています。