去年4月、愛媛県松山市内の住宅で、同居していた母親を殺害したとして殺人の罪に問われている男の裁判が14日結審し、検察側は懲役8年を求刑しました。
殺人の罪に問われているのは松山市山西町の無職・田中洋介被告48歳です。
起訴状などによりますと、田中被告は去年4月、自宅で同居していた母親の弘子さん当時80歳の後頭部をガラス製の花瓶で複数回殴った上、ペティナイフで首を複数回刺すなどして殺害したということです。
松山地裁で開かれたきょうの裁判員裁判。
検察側は、田中被告が統合失調症と診断され、犯行当時は心神耗弱の状態であったことを踏まえ、「精神障害が犯行に与えた影響の程度は殊更大きくはない」と指摘。
行動制御能力は相応に保たれていたと言及した上で、入院したくないという動機は身勝手と非難し、懲役8年を求刑しました。
一方の弁護側は、行動を思い留まる能力が著しく低下していたと指摘。
犯行は、自由な意思に基づいたものではなかったことから、懲役4年が相当と主張しました。
裁判はきょう結審し、今月20日に判決が言い渡されます。
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