大手菓子メーカーのカルビーが「ナフサ」を原料とするインクの調達が不安定になったため、「ポテトチップス」などのパッケージを白黒に変更したことをめぐり、佐藤官房副長官は12日、インクの材料について「日本全体として必要な量は確保されている」と強調しました。

カルビーは中東情勢の影響で原油やナフサを原料とする印刷インクなどの調達が不安定になっているとして、取引先に対し、「ポテトチップス」などのパッケージの仕様を変更し、白黒の2色の印刷にすると通知しました。

ナフサの安定供給に対する懸念が現場に現れ始めていますが、佐藤官房副長官は12日、「国内需要量に応じた必要量を供給することができている」と強調しました。

佐藤啓 官房副長官
「印刷用インクあるいはナフサについて、現時点では直ちに供給上の問題が生じるとの報告は受けておらず、日本全体として必要な量は確保されていると認識しています」

佐藤副長官は、中東以外からのナフサの輸入が増えていることなどから、「必要な量は確保されている」と強調した上で、実態を把握するべく関係省庁が連携し、関係企業と意思疎通を努めていると説明しました。

ただ、政府内からも「目詰まりの解消には限界がある。このままでは、早晩行き詰まるだろう」といった声も上がっていて、影響の拡大を懸念する声が高まっています。