■令和5年大相撲初場所・初日(8日、両国国技館)

大相撲は初場所の初日を迎え、一人大関の貴景勝(26・常磐山)は結びの一番で新小結・若元春(29・荒汐)を押し出しで下し、13場所ぶり3度目の優勝に向け好スタートを切った。若元春との対戦成績は過去2戦で貴景勝の2勝。立ち合い少し押し込まれるが落ち着いていなし土俵の外へ押し出した。

先場所12勝3敗の貴景勝は26年ぶりの優勝決定巴戦で惜しくも賜杯を逃したが、今場所高いレベルでの優勝ならば綱取りの可能性も出てくる。先場所初優勝を飾った前頭三枚目の阿炎(28・錣山)は新小結・琴の若(25・佐渡ヶ獄)を突き出しで白星を挙げた。

また21年の夏場所まで大関に在位した朝乃山(28・高砂)が十両十二枚目で関取に復帰。一昨年に新型コロナウイルス対策のガイドライン違反で6場所の出場停止処分となり三段目まで降格した。昨年7月の名古屋で本場所に戻り3場所で返り咲き、この日は貴健斗(26・常盤山)を突き落としで破り初日を白星を飾った。

今場所は昨年の九州場所でかど番の大関・正代(31 時津風)が負け越し関脇に陥落したため、1898年1月の春場所以来125年ぶりに一横綱一大関という非常に稀な場所となった。さらに横綱・照ノ富士(31 伊勢ケ浜)は昨年10月に両膝の内視鏡手術を受けて3場所連続での休場となり、貴景勝の一人大関となっている。正代は10勝すれば特例により1場所で大関に復帰する。

昨年は6場所で優勝力士が全て異なり、7月の名古屋場所から史上初の3場所連続で平幕優勝(7月逸ノ城、9月玉鷲、11月阿炎)となっている。

【大相撲初場所・初日、幕内の主な結果】
      東  (決まり手)  西
阿炎(28・前頭三)○突き出し●琴ノ若(25・小結)
霧馬山(26・小結)●突き落とし○玉鷲(38・前頭二)
御嶽海(30・前頭二)○寄り切り●正代(31・関脇)
高安(32・関脇)●押し出し○大栄翔(29・前頭筆頭)
翔猿(30・前頭筆頭)●寄り切り○豊昇龍(23・関脇)
若隆景(28・関脇)○寄り切り●明生(27・小結)
若元春(29・小結)●押し出し○貴景勝(26・大関)

【十両】
朝乃山(28・十二枚目)○突き落とし●貴健斗(26・十二枚目)