ハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船は、日本時間のきょうスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島に寄港します。これに先立ち、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長が現地を視察しました。
WHO・テドロス事務局長
「この病気は新型コロナではない。地元住民へのリスクは低いです」
9日、テネリフェ島に到着したWHOのテドロス事務局長はこう述べた上で、島の住民に対し「我々の言葉を信頼して欲しい」と呼びかけました。
記者
「これからWHOのテドロス事務局長が現場の視察を行うということです」
また、テドロス氏はハンタウイルスの集団感染が疑われるクルーズ船が日本時間のきょう午後到着する予定の港を視察しました。
船が寄港した後、現地当局は小型船で乗客80人以上を下船させる見通しで、その後、乗客は各国が手配する特別機などで帰国する予定です。
これまでにスペインのほかアメリカ、イギリス、オランダが特別機を用意することがわかっていますが、新たにフランス、ドイツ、ベルギー、アイルランドが加わり、この他の国の乗客を乗せるためEU=ヨーロッパ連合が特別機を派遣するということです。
スペイン保健省によりますと、乗員は下船せず船は1人の遺体を載せたまま運航会社のあるオランダに向け出航するということです。
WHOは9日、会見を開き現時点で船内に症状がある人はいないと明らかにしました。その上で、乗客は下船後、健康診断を受け、症状がある人は、航空機でオランダに搬送され治療を受けると説明しています。
また、スペインの保健当局は、ハンタウイルスに感染し死亡したクルーズ船の乗客のオランダ人女性と同じ飛行機に乗っていたスペインに住む女性について検査を受けていると明らかにしていましたが、スペインの保健相はこの女性が1回目の検査で陰性だったと発表しました。24時間後に2回目の検査を行うとしています。
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