このゴールデンウイーク、「潮干狩り」をしていた人が海に流される事故が相次いでいます。特に、傾斜の急な浜では、くるぶし程度の水深であっても一気に流されてしまうことがあり、注意が必要です。
茨城県大洗町にある「大洗サンビーチ」。ゴールデンウイーク中のきょう、多くの人が楽しんでいたのは「潮干狩り」です。
大人も子どもも楽しめる「潮干狩り」ですが…
記者
「今月1日、この場所で男性の行方が分からなくなりました」
「夫が帰宅しない」
行方不明になったのは潮干狩りに出かけた51歳の男性。
サーフショップのオーナー
「その日は雨がすごく降っていて、あと風も。動画を撮影していても、雨が横に降っていたんで、結構な雨風だったかなって感じでしたね」
大洗サンビーチでは先月にも、潮干狩りをしていた男性が海に流されて死亡しています。
水難学会の理事・斎藤秀俊さんは事故の危険性をこう指摘します。
水難学会 斎藤秀俊 理事
「ひとつは、沖に出てしまうという人。奥に行けば大きいハマグリが埋まっている」
潮干狩りに慣れている人ほど、沖に出て行く傾向があるといいます。
水難学会 斎藤秀俊 理事
「例えば、腰ぐらいの水位のところで、足でまさぐりながら貝を探していると、何かあった時に体が浮いてしまうので、流れに乗って流されてしまうんですね。(波が)真っ白になっている、あるいは、サーフィンをしてる人はもういないというときは、ものすごく高い波ですから、近づくことすらもしない方がいい」
今月2日には別の場所でも同様の事故がありました。
「貝を取っていた男性が流された」
茨城県東海村の豊岡海岸で、潮干狩りをしていた男性4人のうち2人が海に流され、27歳の男性が死亡、36歳の男性は今も見つかっていません。
この現場を見た、斎藤さんはこう指摘します。
水難学会 斎藤秀俊 理事
「ここから急に落ち込んでいますよね」
傾斜が急な浜辺に大きな波が打ち寄せると、戻る波のスピードが増す「戻り流れ」と呼ばれる現象が起きます。この映像の、白く見えている部分で戻り流れが起きていると言います。
水難学会 斎藤秀俊 理事
「低い速度だと1秒間に5メートルくらい、高いと1秒間に10メートルくらい流されます。『戻り流れ』はいくら浅く見えても、くるぶしくらいの浅さであっても、あっという間に下の砂と一緒に持っていかれてしまいます」
海上保安庁などは行方不明の2人の捜索を続けています。
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