22年前の「憲法改正のススメ」 今読み解く意義とは

高市氏はこの憲法改正論文を含め、様々なテーマについての考えなどを自身のホームページのコラムで綴ってきた。

2025年11月には、こう強調していた。

高市総理(2025年11月 参院・予算委員会)
「私はあえて、自分の政治家としての歩み、私の進歩も含めて見ていただこうと思って、過去のコラムも、そして撤回したようなものも含めて全て掲載を続けております」

しかし2026年2月、選挙前の消費税減税を「悲願」だとする発言を過去のコラムから検証する記事が配信されると、“コラムが削除されている”とSNSで話題になった。

なぜ削除したのか、国会でも追及された。

中道改革連合 小川淳也 代表(2026年2月 衆院・本会議)
「過去の言動は、政治家としての一貫性や責任を検証する素材として重要な資料です。(コラム削除の)事実関係と理由の説明を求めます」

これに対し高市総理は…

高市総理(2026年2月)
「総理になってからコラムを書く時間もなく、ずっと更新できていなかったこともあり、コラム欄は削除しました」

コラム欄ごと削除されたあの「憲法改正のススメ」を今、読み解く意義について木村教授は…

東京都立大学 木村草太 教授
「憲法というのは長期的に考えていくべき問題ですから、むしろ昔のことであっても、一度提案したものについては、今もそのように考えていると思われるのは当然のこと。もしも撤回したのであれば、それは何でなのかとか、問われ続ける文章ではないか」

高市氏に現在の考えについて問い合わせると、次のような回答が届いた。

高市事務所の回答
「内閣総理大臣としては、憲法審査会や各党各会派における御議論を尊重する立場から、改正内容について具体的に考えを述べることは差し控えますが、憲法審査会における党派を超えた建設的な議論が加速するとともに、国民の皆様の間での積極的な議論が深まっていくことを期待しています。また、自由民主党総裁としては、国民投票による憲法改正の早期実現に向け、党の総力を挙げて着実に議論を前進させていく考えです」