大手航空会社2社が2025年度の連結決算を発表し、両社ともに売り上げが過去最高を記録しました。一方で、中東情勢の悪化で、今年度の業績は悪化が懸念されています。

ANAホールディングスが発表した去年4月から今年3月までの1年間の連結決算によりますと、売り上げは2兆5392億円で、前の年度と比べて12%増え、過去最高を記録しました。本業のもうけを示す営業利益は2174億円、最終利益は1690億円で、いずれも過去最高となりました。

訪日需要が引き続き好調なことや、去年、貨物の航空会社を子会社化したことなどが主な要因です。

また、日本航空の1年間の連結決算によりますと、売り上げが2兆125億円で、前の年度と比べて9%増え、再上場後、過去最高を記録しました。最終利益は1376億円と、前の年度と比べ28%増えました。

訪日需要が高いことや、日本発のビジネス需要を取り込めたことなどが主な要因です。

一方で、中東情勢の悪化を受け、ANAホールディングスは、今年度の業績は最終利益が960億円に減少する見通しであると発表しました。燃料価格が高騰している影響で、営業利益が1400億円ほど減少すると見込んでいますが、運賃の値上げや燃油サーチャージの増額分などで対応し、600億円の減少にまでに押さえたいとしています。

日本航空は、今年3月上旬に今年度の業績目標を中東情勢の影響を含まない状態で発表していますが、今回、数字を据え置きました。燃油サーチャージの増額や政府の補助金などでまかなえる状況だということです。