従来の枠にとらわれない「STEAM」という新たな形の教育が始まっています。自ら作り出す力を育むのが目的で、世界遺産をテーマにした教材も登場しています。

東京都北区にある都立王子総合高校。2年生の授業で、TBSテレビの番組「世界遺産」のデジタル教材が使われていました。この教材は、経済産業省が進める、新しい教材作りのプロジェクト「STEAMライブラリー」に番組が参加して制作されたものです。

「STEAM」とは、科学、技術、工学、芸術、数学の英語の頭文字をとったもので、IT社会の中で「自ら作る力」を育む教育を意味します。

その一環として作られたこの教材は、番組が持つ豊富な映像を通じて、世界遺産の価値や選び方を学習。さらに生徒たち自らが、地元の名所などを再発見し、新たな世界遺産として推薦する動画を作るプログラムです。

「私たちは世界遺産に妙行寺を推薦します」

近くの寺社や庭園、中には自分たちの学校を新たな世界遺産に推薦するグループもいて、楽しく、オリジナリティのある作品が揃いました。

授業を終えた生徒たち、そして先生は…

生徒
「こういった授業を受けられると思っていなかった。将来のためになる授業で本当によかった」
担当教師 沖田健次郞さん
「物事を多角的に見る能力が今の生徒たちに不足している。新しい提案が出来るようになれば、そういった力が身に付く」