東京商工リサーチ北上支店は、岩手県大船渡市赤崎町の大船渡市場輸送㈱が盛岡地裁一関支部から破産開始決定を受けたことを明らかにしました。
負債総額は約1億5600万円です。

大船渡市場輸送は1974年8月に一般貨物自動車運送業を主業に設立。
大船渡魚市場からの魚介類の運送を中心に車両数台で小規模な営業を行っていましたが、2001年以降、積極的な営業策に転じ、建材、FRP船、食品等の運送も取り扱うようになりました。
東日本大震災以降は復興特需に対応するため、ダンプ7台を導入して土砂等の運搬も開始し、ピークとなる2016年3月期には売上高2億9千9百万円を計上しました。
しかし、復興特需の終息と共に土砂運搬需要が大幅に減少したことから、ダンプを1台まで減台。また、近年の漁獲不振により魚介類の運送需要も減少し、2021年3月期には売上高1億1000万円まで落ち込んでいました。
2021年からはトレーラーとトラックを増台し、船舶関連の運送に注力しましたが、根本的な経営内容改善には至らず、債務超過状態が慢性化していました。
2026年1月以降は新規受注の取り込みも不可能となり、これ以上の事業継続は困難と判断し、今回の措置に至ったということです。