沖縄県は10日、名護市内の飲食店を原因とする食中毒が発生したと発表した。2グループ8人がノロウイルスに感染し、この店は10日から5日間の営業停止命令を受けた。

県薬務生活衛生課によると、今年3月11日にこの店で提供された食事を食べた2グループ計10人のうち8人に、翌日午後から14日にかけて、下痢・腹痛・発熱などの症状が出たことが確認された。入院した人はおらず、全員がすでに回復している。

有症者8人全員のふん便からノロウイルスが検出されたほか、この店の調理従事者2人のふん便からも同じ型のノロウイルスが検出され、有症者と遺伝子型が一致したことから、食中毒と認定された。

沖縄県のまとめ(速報値)によると、今年1月から4月10日までの食中毒発生件数は2件・患者数22人となっている。

ノロウイルスとは

ノロウイルスは直径約38ナノメートルの小さな球形をしたウイルスで、人間にのみ感染して病気を引き起こす。主な感染経路は、ノロウイルスに汚染された二枚貝(カキなど)の喫食や、食品を取り扱った人を介した汚染とされている。潜伏期間は24〜48時間。嘔吐・腹痛・下痢・発熱などの症状が現れる。

感染しても症状が出ない場合もあり、無自覚のまま感染源となるおそれがあるため、食品取り扱い者は特に衛生管理の徹底が必要とされる。