68年前に都立病院で生まれた直後の男性が別の赤ちゃんと取り違えられた問題で、生みの親の調査を進めていた東京都が「現時点で取り違えの相手を特定できていない」とする報告書をまとめました。
江蔵智さん(67)は1958年4月、東京・墨田区の都立病院で生まれた直後、病院のミスで他の赤ちゃんと取り違えられました。
江蔵さんは東京都に対して生みの親を捜すよう求める訴えを起こし、東京地裁は都側に調査を命じる判決を言い渡しました。
これを受けて、都は江蔵さんと同じ月に出生届が出された人のうち、対象者を38人とその両親、あわせて52人に絞り込んで調査を行ってきましたが、「現時点で取り違えの相手を特定できていない」とする報告書をまとめ、きょう、江蔵さんに手渡しました。
都の担当者は「調査対象者からの回答に応じた個別の対応を続けていくが、現状、さらなる働きかけは難しい」としています。
江蔵智さん
「東京都から次の一手という話はなく、このまま終わらす方向みたいなんですが、両親を知るまでどんな方か調べていただきたいというのが僕の願いであります」
江蔵さんは調査の継続を求めています。
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