2023年6月の任期満了に伴う青森県知事選について自民党県連は28日、候補者選びに向けて選考委員会の設置を決定しました。現職の三村申吾(みむら・しんご)知事が依然として進退を表明しない中、知事選への動きが活発化します。

自民党県連は28日、青森市で役員会を開き、県知事選に向けた候補者の選考委員会の設置を決めました。選考委員長は前の県連会長、江渡聡徳(えと・あきのり)衆議院議員で今後、新人候補を擁立するかも含めて検討を進め、「来年1月中を目処に区切りをつけたい」としています。

※自民党県連 津島 淳 会長
「現職(三村知事)の去就が明らかになっていない現状においては、現職も当然(選考に)入ってくる。一方で、あらゆる事態を想定しておくことは、当然行うべきことです。」

一方、現職の三村知事は28日の定例会見で選考委員会の設置は「報道で知ることになる」とした上で、自身の進退については明言を避けました。

※三村申吾 知事
「現状は、今やるべきことを全力でやっている。」

現在、三村知事は県政史上最も長い5期目です。自民党県連は、党本部の規定で知事選の推薦や公認を3期までとしているため、過去2回の選挙では「県連推薦」として独自に支援してきました。