奥能登で最も早咲きとされる石川県珠洲市の「谷崎の桜」が見頃を迎え、今年も被災地に一足早い春を運んでいます。

珠洲市上戸町の海岸沿いに立つ谷崎の桜は、およそ60年前に地元の人たちによって植えられ、奥能登で最も早く咲くサクラとして知られています。
今年は今月中旬に開花し、現在はすでに満開に近い状態です。

太陽に照らされてキラキラと輝く富山湾と、別名「軍艦島」と呼ばれる「見附島」を背景に咲き誇る桜を写真に収めようと、27日も多くの愛好家たちがカメラを向けていました。

午前4時ごろに石川県白山市を出発して車で来たという女性は「ほぼ毎年来ています。海と、見附島は(震災で崩落し)今はちょっと寂しいけど、桜は良いですね。ほっとするというか、癒されるというか。ちょっとずつでも復興しているなと」と話していました。

能登半島地震で近くの道路が崩落するなど、周囲の景色は一変しましたが、変わらぬ春の訪れを告げるピンク色の花びらが被災地の心を温かく照らしています。














