環境に優しい一方、課題も

部屋の照明や空調に使用する燃料電池や浴槽の湯を沸かす給湯器、さらにはバーベキューで使うコンロも水素を燃料としています。二酸化炭素を一切排出しないグリーン水素を使用しているため、環境に優しいのが強みである一方で、課題もあります。水素を管理するスタッフが常駐する必要があるため、午後9時から翌日の朝までは水素ではなく、別の再生可能エネルギーで電力を確保するということです。

それでも、運営する浪江町の伊達重機は、水素が暮らしに普及する第一歩として期待を寄せています。

ホテルを運営する伊達重機・前司昭博社長「水素は車、産業の中で、例えば暮らしの中に入れていくと幅は広がっていくので、どこかひとつではなくて、こういうのもありだと進めていければと思う」

ホテルは1泊1組限定で宿泊できるほか、バーベキューや会議など日帰りでも利用できます。運営する会社は、水素は環境に優しいだけでなく、貯めておくことができるため、災害が起きた時でも使うことができ、防災面でも期待できると話していました。