事業承継の課題解決に向けて、大分銀行はグループの投資ファンドを通じて、日田市の老舗蔵元に投資を行ったと発表しました。

大分銀行は去年7月にグループ会社と投資ファンドを設立し、企業の課題解決などに取り組んでいて、第1号の投資案件として日田市にある井上酒造に出資しました。

1804年創業の井上酒造は、大蔵大臣や日銀総裁を歴任した井上準之助の生家としても知られ、蔵は国の登録有形文化財に指定されています。しかし、近年は人手不足や事業承継が課題となっていました。

投資額は非公表で、組織体制の強化として新社長に大分銀行出身で城島高原オペレーションズの社長などを務めた後藤康男氏が就任。前社長の井上百合氏は杜氏として現場に専念するということです。

大分銀行は「伝統を守り、事業の成長と地域経済発展に寄与したい」としています。