■第98回選抜高校野球大会 1回戦 山梨学院 5ー3 長崎日大(22日、阪神甲子園球場)
23年のセンバツ以来、3年ぶり2度目の全国制覇を狙う山梨学院(山梨)が長崎日大(長崎)を下し、2回戦に駒を進めた。
投打“二刀流”のエース・菰田陽生(3年)は「2番・一塁」で先発。長崎日大のエース古賀友樹(3年)を相手に、1回の第1打席でいきなり初球のカーブを完璧に捉え、自身甲子園初アーチとなる特大の先制ソロをレフトスタンドに叩き込んだ。
初回は1死二・三塁のチャンスから相手の野選で2点目を挙げると、菅原歩夢(3年)、住友輝人(2年)の連続タイムリー、さらに光永惺音(2年)のスクイズが決まり、一挙5得点で主導権を握った。
山梨学院先発の左腕・渡部瑛太(2年)は、6回(87球)を投げ、3安打1失点、5奪三振の好投。1回に守備のエラーで1点を返されたが、以降は安定した投球を続けた。
打線は5回、先頭の菰田がレフトへのヒットで出塁したが、二盗失敗。その裏、2死一塁の場面で、サードの藤田蒼海(3年)がゴロを弾いてしまい、急いでファーストへ送球すると、一塁手の菰田が走り込んできたランナーと激しく接触。勢いよくミットも外れ、しゃがみ込んだ。左手首付近を気にしながら一度ベンチに下がり治療へ。一時中断を挟み、菰田は手首にテーピングを巻いて戻り、スタンドから拍手が送られた。
だが6回の守備からDH解除となり、菅原がファーストに入り、手首の状態が心配される菰田はベンチに下がった。7回から継投に入り、渡部から竹下翔太(3年)に交代。2死満塁のピンチを招くと、地方大会の打率.462の鶴山虎士(3年)にセンターへのタイムリーを浴び5-3と2点差に迫られた。
3番手の木田倫大朗(3年)に代わったが、竹内剛(3年)を左飛に打ち取り、追加点を与えず。8回は3者連続の空振り三振、9回も味方の好守備もあり、3者凡退で切り抜けた。エースの負傷が心配される中、序盤のリードを守り切り、まずは初戦を突破した。














