アメリカの検察当局が麻薬密売組織からの献金などをめぐって、南米コロンビアのペトロ大統領を捜査していることがわかりました。
ニューヨークタイムズなどが20日に報じたもので、コロンビアのペトロ大統領が▼麻薬密売人と面会したことや、▼アメリカへの身柄引き渡しを阻止する見返りに献金を募った可能性などをニューヨークの連邦検察当局などが捜査しているということです。捜査はいずれも初期段階で、刑事訴追につながるかは不明だとしています。
捜査にホワイトハウスは関与していないと見られていますが、コロンビアに麻薬対策を強化させるために今回の捜査を利用する可能性があるとニューヨークタイムズは指摘。また、捜査の存在を利用して、5月のコロンビア大統領選挙で右派の候補が伸びるよう影響を与える可能性があるとも解説しました。
トランプ大統領は去年、左派政権だった中米ホンジュラスの大統領選挙の直前に、右派・国民党の候補者への支持を表明。麻薬関連の罪でアメリカに拘禁されていた国民党のエルナンデス元大統領を恩赦するなどしていました。
トランプ大統領とコロンビアのペトロ大統領をめぐっては、麻薬対策などで激しい非難の応酬を繰り返していましたが、2月に面会し、トランプ氏は一転してペトロ氏を「素晴らしい人物でとても優秀だ」と評して、麻薬対策を進めることなどで一致していました。
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