流通や外食などの労働組合が加盟する「UAゼンセン」は、きょうまでの春闘で、パートの賃上げ率がこの時期としては過去最高の6.92%だったと発表しました。

UAゼンセン 永島智子 会長
「実質賃金1%程度の上昇を社会全体に定着させる取り組みに大きく近づくものだと評価している」

「UAゼンセン」は流通や外食、繊維など、2100余りの組合が加盟する国内最大級の労働団体で、パートの組合員がおよそ6割を占めています。

きょう発表した1次集計によりますと、平均の賃上げ率は、▼正社員が5.45%、▼パートが6.92%となり、パートは同じ時期として過去最高を更新しました。

「イオングループ」や「旭化成」「東レ」で満額回答となったほか、丸亀製麺などを展開する「トリドール」は要求を上回る回答となりました。

物価高への対応を求める組合側と、人手を確保したい経営側の考えが一致し、高水準の回答につながりました。

一方、イラン情勢が交渉に及ぼした影響について、UAゼンセンは「ゼロとは言えない」としつつ、今後も交渉の前倒しを呼びかけ、早期の妥結に取り組むとしました。

春闘は、今後、中小企業の交渉が本格化しますが、賃上げの勢いが続くかが焦点となります。