イランのホルムズ海峡封鎖に伴う原油の供給不足に備えて、4年ぶりに石油の備蓄放出が始まりました。
記者
「この場所にあるのが民間の原油貯蔵タンクです。きょうから備蓄の放出が始まります」
政府はきょうから、石油元売り各社に義務づけている備蓄の量を70日分から55日分に引き下げました。ホルムズ海峡の事実上の封鎖により、今月20日ごろから日本に来るタンカーが大幅に減る見通しで、国内需要の15日分の石油を市場に放出するよう促し、原油の供給不足に備えます。
それに続き、国家備蓄については、3月下旬にも国内需要の1か月分を石油元売り各社に売却する方針で調整が進められています。
石油の備蓄放出は、2022年にウクライナ侵攻で原油が高騰した時以来、4年ぶり7回目です。
また、ガソリン価格の高騰を見越して新たな補助金も導入されます。
赤沢亮正 経済産業大臣
「今月の19日、木曜日からガソリンについて、小売価格を全国平均で170円程度に抑制するための補助を行うとともに、軽油・重油・灯油にはガソリンと同額の補助、航空機燃料にはガソリンの4割に相当する額を補助する」
政府はレギュラーガソリン価格が170円を超えた部分については全額補助する方針で、「駆け込み給油などせず、普段通りの給油を心がけていただきたい」としています。
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