春の訪れを告げる伝統のシロウオ漁が、萩市で行われています。

シロウオは体長5センチほどのハゼ科の魚で、この時期産卵のため川をさかのぼります。

10日、萩市の中心部を流れる松本川の河口近くでシロウオ漁が行われていました。

竹や木を組んだおよそ5メートル四方の「四ツ手網」ですくい取る江戸時代から続く伝統的な漁です。

40年ほど前には3000キロの漁獲量がありましたが、最近5年間の平均漁獲量は43キロで去年は過去2番目に少ない28キロにまで落ち込みました。

萩・白魚組合 山村信夫 組合長
「3月入ってぼちぼち取れ始めましたので、去年が少なかったので去年以上はとりたいと」

萩・白魚組合は、漁獲量の減少は海や川の環境の変化の影響とみています。

また、組合員は最盛期の1976年には42人いましたが、今では5人にまで減っていて取る量も少なくなっています。

高齢化に漁獲量の減少・・・伝統のシロウオ漁をいつまで続けられるのか危機感がつのります。

萩・白魚組合 山村信夫 組合長
「最近になってやめた人の道具は家族の方に確保しといてくださいと、次に入る人のためによけとってくださいということは話してますので、少しでも入りやすい環境は作ろうと思っています」

3月15日には毎年恒例の「しろ魚まつり」が予定されていて、躍り食いなどが楽しめるということです。