本格的な花粉シーズンに入り、辛い症状に悩まされている人も多いと思います。花粉の時期はまだ続くということで、対策や注意点について医師に聞きました。
毎年多くの人を悩ませる花粉症。日本気象協会によりますと、今はスギ花粉の飛散量が最も多い時期で、この先はヒノキ花粉が飛び始め、4月中旬にかけて飛散量が多くなる見込みとなっています。

▼高知大学医学部 耳鼻咽喉科頭頸部外科 手島直則 医師
「体に入ってきた花粉を、体が『敵』と見なすわけですね。それで『抗体反応』が起こって、まずそれを外に出そうとして、鼻水とか涙とかそういった症状が起こっている」

花粉の飛散量は、「晴れ、乾燥、気温が高い、風が強い」という4つの気象条件が揃うと多くなるため注意が必要です。ただ、これ以外にも症状を悪化させる要因があるといいます。

▼高知大学医学部 耳鼻咽喉科頭頸部外科 手島直則 医師
「春先、ここ最近ですね。寒暖差が強くて、それで自律神経が乱れて、花粉症の症状が強く出る方が多いように思われます」
睡眠不足、ストレス、免疫力の低下も症状悪化の原因になるといいます。ほかにも、花粉症の人が注意すべきことがあります。

▼高知大学医学部 耳鼻咽喉科頭頸部外科 手島直則 医師
「花粉症に関連して、花粉・食物のアレルギーの症候群っていうのがありますね。特に花粉症の人が特定の食べ物とか果物を食べた時に、それが口とか喉の違和感を起こすんですね。喉が腫れたりとか、痛みが出たり、本当にひどい場合はショック症状が出ると言われています」
バナナやモモなど特定の野菜や果物のアレルギー成分は、花粉のアレルギー成分と似ているものがあり、花粉症の患者がそれらを食べるとアレルギー反応が起こることも。特に、アトピー・喘息がある人や、花粉症の症状が重い人ほど注意が必要です。

▼高知大学医学部 耳鼻咽喉科頭頸部外科 手島直則 医師
「食べて違和感があるものは、控えていただく方がいいと思います。少しの違和感ですぐ治まればいいんですけれど、やはり重症化することもあるので、一度、そういうアレルギーの反応や抗体があるかを調べてもいいかもしれないです」
ほかにも、皮膚のバリア機能が弱い人は花粉が直接皮膚に付着して炎症が起きたり、鼻水が顔の周りの皮膚に繰り返し触れることで肌が荒れたりすることがあるといいます。さまざまな症状を引き起こす「花粉症」、普段からできる対策は…?

▼高知大学医学部 耳鼻咽喉科頭頸部外科 手島直則 医師
「『生活リズムを整える』というのが一番ですよね。あとは、外出先から戻った時にちゃんと花粉をはらうとか、顔を洗ったりうがいしたりとか、免疫力を高める、腸内免疫を整えた方がいいという報告はあります」
基本的な対策に加え、納豆や味噌といった発酵食品を食べるなど、腸内環境を整える食事も大切です。もちろん、処方された薬は正しく飲むことが大事ですが、薬を飲む際にも注意が必要です。

▼高知大学医学部 耳鼻咽喉科頭頸部外科 手島直則 医師
「気を付けないといけないのが、『あまり効かないから』といって、(薬を)倍飲んだり、ご自身の感覚で飲むのはやめた方がいいと思います。用法・容量の通り飲んでいただくということ。(薬の)飲み物に関しては、水・お茶などでかまわないです。決して、お酒で飲むということは避けていただいた方がいいと思います」
手島医師によりますと、これまで花粉症ではなかった人も、個人差がありますが、体内に蓄積された花粉に対する抗体が一定の量を超えると花粉症を発症することがあるということです。まだまだ花粉が飛ぶ時期が続きますので、薬を正しく飲むことはもちろん、しっかり睡眠をとることや食事の改善など正しい生活習慣を心掛けながら過ごしていきたいですね。














