沖縄県の尖閣諸島周辺で、今月22日に日本の領海内に侵入した中国海警局の船2隻が、25日午前1時52分現在も領海内にとどまっており、これまでの最長記録を更新したことがわかりました。

海上保安庁によりますと、領海に侵入したのは中国海警局の船2隻で、22日の午前9時34分ごろ、日本の漁船のあとを追うようにして、領海に侵入しました。

配備中の海上保安庁の巡視船が領海から出るよう繰り返し警告してきましたが、そのまま領海内にとどまっていて、午前2時前、領海内への連続侵入時間がこれまでの最長となる64時間17分を超えました。中国船は今年7月にも最長記録を更新しています。

領海の外側の接続水域でもきのう、別の中国船2隻が航行していて、うち1隻は機関砲のようなものを搭載しているということです。

海上保安庁では、引き続き警戒を続けるとしています。