原爆資料館が新たに整備する「子ども向け」の展示として、13歳で被爆死した少女に焦点を当てる方針で検討されていることがわかりました。
原爆資料館の東館地下1階に新たに整備するのは、「被爆前」「被爆直後」「戦後」の時系列に沿った、子ども向けの展示です。
関係者によりますと、この展示で、当時県立広島第一高等女学校の1年生で建物疎開の作業中に被爆した森脇瑤子さんに焦点をあてる方針だということです。森脇さんは原爆で大やけどを負い、家族と再会できないまま、その夜に亡くなりました。
「被爆前」のスペースでは、森脇さんが入学から被爆前日までを綴った日記などを、「被爆直後」では、当日着ていた夏服や弁当箱などを展示します。「戦後」のスペースには、妹を亡くした思いを伝え続けた兄・細川浩史さんの証言ビデオを設置します。
館内の混雑で、ゆっくり見学することが難しい修学旅行生に同世代の人生を追体験してもらい、自分事として捉え、共感を高めてもらうことがねらいです。
新たな展示案は、5日に開かれる第3回の検討会議で提案される予定で、展示スペースは2028年度の完成を目指しています。














