廃止が決まった路線バスを存続させようと、札幌で町内会が中心になってバス路線を存続させる取り組みが行われています。
運行開始からまもなく1年を迎えるのを前に、4月からも運行が継続されることが決まりました。

厚別中央町内会連合会・田中昭夫会長
「ほっとした言うのが、正直な気持ち」
24日、安どの表情を浮かべたのは、札幌市の厚別中央町内会連合会の田中昭夫会長です。

田中会長らの町内会では、バス会社の運転手不足などを理由に、去年3月でバス路線の廃止が決まっていました。

しかし、町内会は去年4月から札幌市の支援制度を利用し、「札幌観光バス」に運行を委託する形で路線を存続させてきました。
運賃は一律300円、運行本数は1日15便です。

来年度以降も運行を継続するために課せられた条件は、「収支率50%以上」。これはかかる経費に対し、半分以上を自前で稼ぐという条件です。

去年4月から6月の収支率は43.9%、次の3か月は45.2%、徐々に上がりますが、次の3か月も50%に届かず、先月から来月までの3か月でようやく50%を超える予測です。


これでは運行継続とならないはずでしたが、春以降、札幌学院大学などによる協賛金が162万円集まることから収支が年間56.1%に改善される見込みです。これで路線バスの運行は、来年度も継続されることが決まりました。
厚別中央町内会連合会・田中昭夫会長
「まちづくりセンターの前をバスが通るが、そこでいつも利用状況を把握するのが現実だったから、ホッとしたというのが実感」
バスを運行する「札幌観光バス」は。

札幌観光バス 佐藤圭祐常務
利用促進をしながら、より多くの人に利用してもらい、事業の継続性を担保していきたい」

運行の継続が決まった路線バスは4月以降、札幌市の紙の敬老優待乗車券も使えるようになるため、来年度はさらに乗客が増える見込みです。











