冬になっても福島県内ではクマの出没が相次ぐ中、自治体の判断で発砲が可能になった「緊急銃猟」の訓練が、17日、郡山市で行われました。

吾妻康弘記者「冬眠から目覚めたクマが建物から出てきたという想定で、緊急銃猟の訓練が行われています」

郡山市で行われた訓練には、県や市町村の担当者などおよそ100人が参加しました。クマの対応をめぐっては、去年9月、一定の条件を満たせば市町村の判断で銃を使って捕獲する「緊急銃猟」が可能になり、県内では、これまでに喜多方市と北塩原村で実施されています。訓練では、マニュアルに沿って必要な条件を満たしているかチェックを行ったうえで、捕獲隊に緊急銃猟が許可されました。

「証票を手渡します」「証票を受け取りました」

そして、住民に避難を指示したうえで、建物の外に出たクマを駆除する手順を確認しました。

訓練を指揮した郡山市の担当者「踏まえなければいけない手続きが数多くある。その辺を関係者と協議をさせていただいて、速やかに実施できるよう、今後とも訓練を重ねて参りたいと思っております」

県内では、今年に入ってからクマの目撃件数が41件と、去年の同じ時期と比べ35件増えています。県は、冬場に冬眠しないクマが増えているとして、エサになるものを放置しないことや、空き家などの管理を徹底するよう呼びかけています。