青森県平川市の猿賀(さるか)神社で、新しい年を迎えるにあたり、本殿や拝殿のたまった1年間の汚れを払い落す煤払祭(すすはらいさい)が行われました。
猿賀神社では、古くから12月22日に煤払祭を行っています。きょうは作業を前に拝殿で神事が行われ、小笹(こざさ)を束ねてつけた竹ぼうきを祓い清めたあと、山谷敬宮司が「新しい年が平和で安らかな年になるように」と祝詞を読み上げ、祭壇に玉串を捧げました。
このあと、神職たち5人が、竹ぼうきを持って新年の初詣客を迎える拝殿の前に出て、軒や梁などにたまった1年間のほこりや汚れを丹念に払い落していました。
※猿賀神社 山谷敬 宮司
「新年は国民安泰で世界が平和であるように。そしてコロナもまだまだ油断できないので、健康な安らかな1年であってほしいと思ってすす払いしました」
猿賀神社の初詣客は、コロナ禍前までは正月三が日で3万人以上が訪れていましたが、この2年は、年末から1月いっぱいにかけて分散する傾向にあるということで、神社では混雑を避けて余裕を持った参拝を呼びかけています。