アメリカのラトニック商務長官は、性的人身売買などの罪で起訴された富豪のエプスタイン元被告が所有する島に訪れていたことを認めました。議会からは辞任を求める声が出ています。
ラトニック商務長官
「私たちは(エプスタイン氏の)島で昼食を食べました。それは事実です。1時間ほど滞在し、子どもたちと、乳母たち、そして妻も一緒に島を後にしました」
アメリカのラトニック商務長官は10日、議会上院で証言し、2012年にエプスタイン元被告が所有するカリブ海の島を訪れていたことを認めました。
家族との休暇中に、他のもう1組の家族も同席するかたちでエプスタイン氏と島で昼食を共にしたとしていて、1時間ほどで島を離れたとしています。
ラトニック氏はこれまで、2005年にエプスタイン氏と初めて会い、その後、関係を断ったと説明していて、今回の発言と食い違っています。
また、エプスタイン氏は2008年に買春の罪で南部フロリダ州で有罪判決を受けていて、ラトニック氏が島を訪れたのはその後になります。
エプスタイン氏は自らの所有する島を性的虐待に利用したとされていますが、ラトニック長官は島を訪れた際にエプスタイン氏による不適切な行動などは見なかったと説明しました。
また、2005年に最初に出会ってから2018年までの14年間で直接の面会は3回にとどまったと表明し、「私は彼とほとんど関係がなかった」と強調しました。
新たに明らかになったラトニック長官とエプスタイン氏との関係をめぐり、議会では民主党の複数の議員に加え、共和党の議員からもラトニック長官の辞任を求める声が上がっています。
これに対し、ホワイトハウスのレビット報道官は「トランプ大統領はラトニック長官を全面的に支持している」と述べて辞任論を一蹴しました。
ラトニック長官は今週、日本による5500億ドルのアメリカへの投資をめぐり、赤沢経済産業大臣と会談する予定となっています。
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