長崎県佐世保市が歩行者の転落事故を受けてガードパイプなどの安全点検をしたところ、補修が必要な箇所が のべ9kmあり、補修費用はおよそ3億円かかることが明らかになりました。

今年10月、佐世保市天神2丁目の市道で、“老朽化したガードパイプ”が外れ、高齢の男性がケガをした事故を受けて、市では緊急の安全点検を続けていました。

点検は佐世保市が管理するおよそ4千の道路で行われ、防護柵の総延長136kmのうち9.2km、およそ7%で、ガードパイプが錆びて外れるなどしており『緊急に補修が必要』と判断されました。
費用はおよそ3億円にのぼるとみられています。

また、緊急性はないものの、『いずれ補修が必要』とされたのが20.3kmで、およそ15%ありました。

こうしたことから、市ではこれまで『目視だけで行ってきた点検方法』を見直し、5年に1度は『直接触って確認する』などして市民の安全を確保したいとしています。