来年の春に卒業予定の県内の大学生の就職内定率は、3年ぶりに前の年の同じ時期を上回る水準となりました。

来年3月卒業予定の県内の大学生の就職内定率は、10月末現在で69.2%で、去年の同じ時期より0.6ポイント上昇しました。
内定率が前の年の同じ時期を上回るのは3年ぶりです。
労働局は去年とおととしは、新型コロナの感染拡大による行動制限などを背景に選考時期がずれ、10月末時点では内定の通知にも一部遅れが生じていたものの、ことしは行動制限がなかったことが要因の1つとしています。
また就職内定者のうち、県内企業に就職する割合は35.6%で、4年連続で前の年を上回っています。
労働局は、コロナ禍で企業訪問やインターンシップなど、県外で積極的な企業研究ができなかったことが背景にあるとみています。