人気の観光地・箱根でいまガソリンスタンドが相次いで閉鎖し、住民や業者を悩ませています。その背景を取材しました。
平日のきょうも多くの観光客で賑わっている神奈川県箱根町の大涌谷。
「駐車場に入ろうとする車で渋滞が出来ています」
車で訪れる人が多いようですが、ドライバーからはこんな声が…
「少ないと思います。ガソリンスタンドが少ない」
「スタンドあるだろうなと思って、ナビではここにあるとなっているけど実際は閉まっていたとか、あれ、ないじゃんということはあった」
取材をしてみると…
「こちらのガソリンスタンド閉鎖しています」
さらに、こちらも!
「本来ガソリンスタンドだった場所で、解体工事が行われています」
実は箱根町には元々5か所のガソリンスタンドがあり、そのうちの2つが去年閉鎖に。さらに、今年3月末にも1か所閉鎖されるというのです。
その場所に向かってみると、朝から多くの利用者の姿が。
月に2~3回利用
「(Q.ここのガソリンスタンド3月に閉まるが?)知らなかったです。本当ですか?」
地元住民
「え!?3月ですか?それは知らなかった。山なので、移動手段なので車が。困ります。大変です」
このスタンドを10年以上利用している燃料配送業者も…
燃料配送業者
「愕然としましたよ。ここで入れられなかったら(静岡の)御殿場まで行くか、小田原まで行かないといけない。行って戻ったら1時間パーですよ。燃料入れるために燃料使って行くのはちょっとおかしい話」
なぜ閉鎖するのか、運営会社に聞いてみると…
箱根プレザントサービス 大木賢治部長
「地下タンクの設備は経年40年で改修または更新が必要になる。すでに34年経過しているというところで、慢性的な赤字の状況で設備投資を適切に行うのが困難といったところも閉鎖の決定を後押しした」
深刻な人手不足に加え、タンクの改修費用に数千万円かかることなどから閉鎖を決めたと言います。
ガソリンスタンドは全国的にも減少していて、この30年で半数以下になっています。
箱根では観光客を受け入れる現場にも影響が。今年25周年を迎えるこちらの温浴施設では、3月末に閉鎖予定のスタンドで社用車や送迎バスの給油を行っているそうで…
箱根小涌園ユネッサン 営業課 小畑康紘さん
「今まで宮ノ下で片道10分程度だったのが、(箱根湯本のスタンドは)片道20分程かかってしまう。さらに渋滞も箱根は観光地としてあるので、そうなった場合、往復で1時間以上かかってしまうというのは非常に悩み」
箱根町も現状を憂慮していて、今後、民間のガソリンスタンド会社と話し合いを行っていきたいとしています。
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