台風15号による土砂崩れなどの影響を受けた静岡県の大井川鉄道の本線が12月16日、約3か月ぶりに一部の区間で運行を再開しました。「きかんしゃトーマス号」も走り、沿線に活気が戻りました。
<篠原大和記者>
「午前6時前の金谷駅です。大井川鉄道本線が、およそ3か月ぶりに営業運転を再開します」
12月16日朝、静岡県島田市にある金谷駅には、運転再開を待ちわびていた乗客の姿がありました。
<焼津市からの通勤客>
「やっと、という感じ。大鉄さんも頑張ってくれているみたいなので本当に感謝ですね」
静岡県の島田市と川根本町を結ぶ大井川鉄道の本線は、台風15号による土砂崩れなどにより、20か所で被害を受け、9月24日から全線で運休が続いていました。
<篠原大和記者>
「島田市福用です。土砂崩れによる被害の大きかった場所を電車がゆっくりと通過していきます」
金谷駅と千頭駅を結ぶ本線のうち、復旧工事が完了したのは金谷駅から家山駅までの区間です。
SL列車「きかんしゃトーマス号」も、雪の結晶のイラストをあしらい、特別運転を始めました。多くの親子連れが夢中で写真を撮っていました。
<兵庫県から来た親子>
「ちょっと興奮」
「うれしいね」
<愛知県から来た親子>
「ずっとSLが日本を支えてきたので、災害を越えて、また日本を元気にしてくれるといい」
<SLを出迎える住民>
「おかえりなさい!」
島田市川根町にある家山駅に到着したSL「かわね路号」です。地元の人たち約50人が、手作りのうちわやのぼり旗を持って出迎えました。
<家山に住む人>
「すごく今まで寂しかったけれど、町に賑わいが出てうれしい」
「観光業の人たちも大鉄がなくては、本当に困ってしまう。車に乗れない人も大鉄がなければ、生きていけない。なるべく早く、千頭の方にも行ってほしい」
3か月ぶりに動き出した電車とSL。しかし、全線再開のめどは、立っていません。家山駅より北側の区間では、代行バスでの輸送が続きます。大井川鉄道は、地域の観光と住民の足を元の状態に戻すため、自治体などと協議しながら1日も早い全線での再開を目指しています。
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