上越市の第三セクターで、日帰り温泉施設などを営む『リフレ上越山里振興』が雇用調整助成金、および緊急雇用安定助成金を不正に受給していたことがわかりました。

リフレ上越山里振興は上越市から温泉施設など3つの施設の管理運営を委託されています。16日に会見を開いたリフレ上越山里振興は2020年4月から2022年7月にかけて、休業していないにもかかわらず、休業したと虚偽の申請を行い、3900万円あまりを不正に受給していたことが新潟労働局の調査で確認されたと発表しました。
リフレ上越山里振興は不正受給額の返還のほか、年3%の延滞金と返還金額の2割相当額を新潟労働局から請求されたということです。
リフレ上越山里振興は、弁護士による詳細な調査を実施していて、結果がまとまり次第、会見を開いて説明を行うほか、新潟労働局からの請求額について早期に金額納付できるよう真摯に対応していくとしています。今回の不正受給を受けて、上越市の中川幹太市長は、「当市の第三セクター及び指定管理施設において、このような事案が起きたことは誠に遺憾である。現在、会社が弁護士に調査を依頼している段階であり、今後、その調査結果を待って、市として必要な判断をしていきたい」とコメントしています。