新潟市の認可外保育施設で園児を布団で巻きつけたり長時間叱責したりなどの不適切な保育があったことが分かりました。新潟市は近く、この施設に対し、改善指導を文書で通知する予定です。
また市には、他の施設での不適切保育と疑われる情報が複数件寄せられていて、調査を進めています。
不適切な保育があったのは、新潟市中央区にある認可外保育施設「ポポラー新潟東中通園」です。

新潟市によりますと10月中旬、保護者から「子どもが不適切保育を受けているのではないか」という通報を受け、立ち入り調査を実施。

職員から聞き取りをした結果、5月から6月にかけて、責任者の女性の子育て支援員が1人の園児に対し、敷布団で巻きつけたり、長時間厳しく叱責したりする行為があったということです。

施設の運営会社は「不適切な行為があったことは事実」と認め、今月11日に保護者説明会を開いています。

【説明を聞いた保護者】
「布団でぐるぐる巻きにされて壁とベビーベッドの間に挟まれて動けなくしたりとか、あと閉じ込めたりとか。(この事実を受けて)心配だし、嫌ですね」


【説明を聞いた保護者】
「保育園として、すごく誠実に対応してくれていると思っているので、全然安心して(子どもを)預けています」


市によりますと、女性はすでに退職。被害を受けた園児は退園したということです。市は近く、この施設に対し、改善指導を文書で通知する予定です。

【新潟市 こども未来部 保育課 浅間孝之課長】
「非常にあってはならないことであり、非常に残念だと思っております。二度と起こらないように、今回の事例についてはしっかり指導をして改善を求めていきたいと思います」



また静岡県の保育園で園児を暴行した疑いで保育士が逮捕された事件以降、市には他の施設での不適切保育と疑われる情報が複数件寄せられていて、調査を進めています。
