広島県内で、警察官などを名乗る特殊詐欺が相次いでいます。警察は25日、福山市で1億4000万円を超える特殊詐欺の被害が発生したことを発表しました。
警察によりますと、9月、福山市に住む女性(60代)の家の固定電話に、デジタル庁職員を名乗る男から電話があり「あなたの名前で携帯電話が不正に契約されている。警察署に電話をつなぐ」などと言われました。
代わった電話に出た警察官からは「あなたに逮捕状が出ている」「今後、毎日電話をするので必ず電話に出てください」「守秘義務違反になるので、この話は誰にも口外しないように」などと言われました。
その後女性は、警察官や検察官と連日、電話やLINEで連絡を取り合い、10月1日ごろ「あなたの資産に犯罪収益が混入していないことが確認できれば無実を証明できる」「現金を一旦預かって調査し、無事に調査が終われば返す」などと言われ、指示されるままに、指定された福山市の駐車場や路上で6回にわたって、現金合計1億4300万円を手渡してだまし取られました。
今回の被害額は、これまでの特殊詐欺の中で、3番目に高額な被害だということです。
犯人と連絡がとれなくなった女性が、金融庁や警察に問い合わせたところ、詐欺の被害に遭っていることを説明され、警察に届け出ました。
犯人らは、女性にLINEで、「警察手帳」や「逮捕状」のような物の画像を送っていたということです。
2025年、広島県内の特殊詐欺の被害額は、先月末までの時点で、22億円を超えています。統計を開始してから最も多かった2014年の被害総額=およそ16億3000万円を上回っています。
警察は、
・警察官や検察官がSNSで連絡をとったり、調査名目で金銭を要求したりすることはありません。
・犯人が「捜査に関与している可能性がある」「逮捕・捜査」などの言葉で不安をあおってきますが、このような電話があればすぐに110番するよう、注意を呼びかけています。
注目の記事
「生き地獄から解放されたい」元検事正からの性的暴行訴えた女性検事を苛む『二次被害』の実態は 職場で実名拡散…生きがいの仕事に辞表

結婚式の舞台は村全体 人口約630人 過疎化が進む村で途絶えかけていた『村総出のおもてなし』 山梨・小菅村

かつて「死の病」と呼ばれ…20年前HIVに感染した男性の今 1日2粒で“普通の生活”できるのに消えない偏見 「性的接触あれば、誰もが感染リスクある。検査し早期発見を」

水深1200mに“大きな白い眼” 新種「オオメダマヨコエビ」発見の裏側…「名前がないと絶滅すら分からない」33歳研究者が「深海の小さな生き物」を追う理由

「それしか道はないの? 私はもうお断りします」 82年前に台湾疎開、難民となった池間キヨ子さん(93) 現代の “有事” 懸念に… #あなたの623

「片手音楽の魅力を知っていただけたら」局所性ジストニアと向き合う音大院生が目指す芸術









