今年7月、東京・小金井市のスポーツクラブの室内プールで小学1年の6歳の男児が溺れ、死亡した事故で、小金井市はきのう(23日)事前の安全確認や監視体制の問題を指摘する検証委員会の報告書を公表しました。

この事故は今年7月、小金井市緑町にあるスポーツクラブの室内プールで、民間の学童保育所に通う市内の小学1年の6歳の男児が溺れ、死亡したものです。

小金井市は第三者による検証委員会を設置し、事故の発生の原因を分析するなどしてきましたが、きのう報告書を公表しました。

報告書では事故の原因について、男児が浮具を着けていなかったことや、水深を調整する台をプール全面に設置していなかったことなどを挙げたうえで、スポーツクラブと学童保育所の間で、事前の安全確認がほとんど行われていなかったり、プールでの監視体制が不十分だったりしたと指摘しました。

その上で再発防止策として、参加する児童の泳力や身長を把握するなど事前の安全確認を行うことや、ルールに定められた監視員の数を確保できない場合はプールで泳ぐことを中止にしたり、開催方法を工夫したりすることを求めました。