福井県にある廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」で、配管から放射性物質のトリチウムを含む水が漏れ出しました。近くにいた作業員3人に被ばくは確認されませんでした。

日本原子力研究開発機構などによりますと、福井県敦賀市にある新型転換炉「ふげん」で配管を切断していたところ、放射性物質のトリチウムを含む水およそ20ミリリットルが漏れ出したということです。

近くにいた作業員3人はすぐに避難し、被ばくは確認されませんでした。また、外部への放射能漏れもないということです。

ふげんは研究用に開発された原子炉で、2003年に運転を停止し、2008年から廃炉作業が進められています。