山口県周南市の徳山下松港で発見された不発弾を巡る動きです。不発弾の処理に向け23日、金属反応が確認された周辺の10か所で潜水調査が始まりました。

潜水調査は午後1時ごろに始まりました。県が実施主体の今回の調査は、不発弾の周辺で金属反応が確認された10か所について調べるものです。

12月中に調査を終え、今後、土のうや防護ネットの設置などを行うことにしています。

この問題は今年9月、徳山下松港の海底で不発弾が発見されたものです。

爆発のおそれがあるため、不発弾を中心にした半径300メートルの海域で航行や停泊が禁止されていて、関係する企業に損失が出ています。

県は2026年3月上旬をめどに不発弾を水中で爆破処理する方針ですが、調査で別の不発弾が発見された場合などは、処理方法や計画に見直しが出る可能性があります。