防衛増税の実施時期については結局、「2024年以降の適切な時期」と先送りされたわけですが、来年以降も「財源」が必要となる課題は山積しています。
ある政府関係者は「防衛増税は、あくまで増税のスタート、これから次々に重い案件が待っている」と話しました。
今回、防衛増税の議論で欠けていたのは国民への説明です。
多くの国民は今後5年間の防衛費、43兆円の中身をほとんど知りません。想定通りに毎年1兆円あまりの歳出改革が進まなければ、さらなる増税でまかなう可能性もあります。防衛力や国力の強化とは何も、防衛予算を増やせば解決する話ではありません。
日本が抱えている様々な課題、例えば「少子化の問題」などが今後、防衛力にも大きな影響を与えることになるからです。
今回、防衛費を増額するための「増税」に注目が集まりましたが、岸田総理は子ども子育て予算の倍増にも言及しています。
自民・公明両党は出産家庭に10万円相当を支給する事業を恒久化するため、毎年1000億円程度の安定財源の確保を目指し、税制改正大綱に「検討事項」として盛り込むことで合意しましたが、予算倍増となると防衛費と同様、将来的には「なんらかの増税」が検討されることになります。
政府が、やろうとしている政策について財源を含めて丁寧に説明できなければ、国民の納得感はいつまでたっても得られないままです。
注目の記事
【お盆に考える】増える「墓じまい」 解体された墓石の“その後”は 住職が語る家族での話し合いの大切さ 岩手・花巻市

原爆投下から2か月後に生まれた女性「人には絶対に言ってはいけんよ 差別される」長年胸にしまった思いを次世代に【岡山】

女子生徒にわいせつ、女児に裸の写真を送らせ…低年齢化する性被害、法律だけでは解決しない理由とは「自校は関係ないと思っていた」【前編】

「こんなに重くなるとは」肺の生活習慣病『COPD』 死亡者数は年間1万6千人で交通事故死亡者の6倍 医師が警鐘

「ガソリン届けようと…」車中泊で死亡女性の遺族が胸中語る 熊本地震“見えづらい避難者”どう支えるか “要配慮者”避難の現状 子どもの心ケアする医師も【報道特集】

「何度も何度も追突されて...何が目的か本当に理解できない」結婚式の衣装合わせに向かっていた夫婦が直面した「死の恐怖」東名高速で続いた約1.7キロの追突=静岡









