警察施設を訪れた人から現金を盗んだ罪に問われている元警察官の男の初公判で検察側は懲役2年を求刑しました。
起訴状によりますと元・広島県警 竹原警察署所属の巡査長、増本慎也被告(31)はことし3月、当時勤務していた大崎上島分庁舎の駐車場で、来庁者の財布や車内から現金約6万円を、また、6月には別の来庁者2人から現金を合計で約4万円を盗んだ罪に問われています。
22日の初公判で増本被告は、起訴内容を認めました。
検察側は「警察官の地位や信頼を悪用した常習的な犯行だ」として、懲役2年を求刑。弁護側は、被害者への弁償が済んでいることや示談が成立していることなどから執行猶予付きの判決を求めました。
裁判では、増本被告が生活費とは別にゲーム課金などで最高月30万円の支払いを請求されていたこと、同様の犯行を10回程度繰り返したことなどが明らかにされました。
判決は来年の1月23日に言い渡されます。














